アメリカのマラソン完走タイムは?|日本との比較と、VO2maxへの換算

海外ランニング事情

アメリカのフルマラソンの平均完走タイムは、2024年で4時間34分(男性4時間24分、女性4時間51分)でした。
日本で公表されている最も新しい全国の数字は2023年度の中央値で、男性4時間36分、女性5時間05分です。
平均と中央値の違いがあるため単純には比べられませんが、男性で約12分、女性で約15分、アメリカのほうが速い数字です。

結論:アメリカと日本の完走タイム

男性女性全体集計
アメリカ(2024年)4時間24分4時間51分4時間34分平均。完走者432,562人
日本(2023年度)4時間36分5時間05分—中央値。完走者 男性255,537人、女性60,918人
日本(2014年度)4時間36分5時間07分—平均。73大会、完走者313,493人
世界(2018年)——4時間29分平均

平均は全員のタイムを足して人数で割った値、中央値は速い順に並べたときに真ん中の人のタイムです。分未満は切り捨てています。

アメリカは最近、速くなっている

アメリカの平均2019年2024年
全体4時間39分4時間34分
男性4時間28分4時間24分
女性4時間54分4時間51分

RunRepeatの集計では、アメリカの平均は2019年から2024年で約5分速くなりました。それまでは平均タイムが遅くなる傾向が続いていて、速くなったのは数十年ぶりとしています。
日本についても、2008年から2018年の10年で、日本人ランナーの平均が11分31秒速くなったという集計があります(世界の約1,960万件の結果を分析)。

VO2maxにするとどれくらいか

完走タイムを、このサイトのVO2max別の一覧表と同じ計算で、GPSウォッチの表示と同じ尺度のVO2maxに直すと、次のとおりです。

男性女性
アメリカの平均(2024年)39.735.0
日本の中央値(2023年度)37.532.9

これは「好条件でそのタイムを出すのに必要な値」で、実際の平均的なランナーのVO2maxではありません。
多くのランナーは、走力の上限より遅いタイムでゴールしていると考えられるためです。
年代別・男女別のVO2maxの平均はVO2maxの平均は?にまとめています。

アメリカで最も有名な市民マラソンに出るのに必要なタイムはボストンマラソンに出られるのは何分のランナー?にまとめています。

比べるときの注意点

  • 年が違う:アメリカは2024年(1〜12月)、日本は2023年度(2023年4月〜2024年3月)と2014年度の数字です。
    2025年度の日本の集計(完走者345,268人、108大会)は発表されていますが、男女別の中央値は、無料で読める公式の発表には載っていませんでした
  • 平均と中央値:アメリカは平均、日本の2023年度は中央値です。
    遅いランナーが多いと、平均は中央値より遅くなりやすくなります
  • 大会の条件:制限時間、気温、コースの起伏は国や大会によって違い、完走タイムに影響します
  • 日本の数字の集計:アールビーズ(雑誌「ランナーズ」の発行元)の「全日本マラソンランキング」によるもので、ランキングの対象になった大会の完走者の数字です

自分のタイムからの換算はVDOT計算機、海外のランニングの流行はStravaの年間レポートで見る世界のランニングにまとめています。

日本の完走タイムの中央値や、サブ3・サブ4の割合は、フルマラソンの平均タイムは?にまとめています。

アメリカの3大会を含む、世界のメジャーズ8大会の一覧はワールドマラソンメジャーズは今いくつ?にまとめています。

出典

VO2maxへの換算は、Daniels-Gilbertの式とCooperの式によります。

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