ENGO 3は、レンズにペースや心拍数を表示するランニング・サイクリング用のスマートグラスです。2026年10月時点で、日本での正規販売と技適マーク(日本の電波法の基準を満たしている表示)の取得は、公式情報では確認できませんでした。性能面では、Garminの時計と組み合わせたときに最も多くの機能が使えます。海外のレビューと公式情報をもとに、日本で使う場合の注意点を整理しました。
結論:ENGO 3と日本での使用
| 項目 | 状況(2026年10月時点) |
|---|---|
| 国内の正規販売 | 確認できず |
| 技適マーク | 公式サイトに記載なし。取得は確認できず |
| 価格(米国公式) | 399.95ドル(調光レンズは449.95ドル) |
| Garmin | 81機種以上に対応。使える機能が最も多い |
| Apple Watch | Series 4以降に対応。ただし一部の機能のみ |
| Suunto | Suunto 5・9・Race・Vertical・Oceanに対応 |
| COROS・Polar | 非対応 |
| 度付きレンズ | なし(視力の補正はコンタクトレンズが必要) |
技適マークを確認できない状態で、日本国内で使うことはおすすめできません。性能や使い勝手の評価は高い製品ですが、日本での購入を考えるのは、国内での正式な取り扱いが始まってからが確実です。
日本で使うときの最大の問題:技適
ENGO 3は、時計とBluetoothでつながって数値を受け取ります。Bluetoothなどの電波を使う機器を日本で使うには、原則として技適マークが必要で、技適のない機器を使うと電波法違反になる場合があります。
- ENGO 3:米国の公式サイトに、日本の技適についての記載はありません。国内での正規販売も確認できませんでした
- 前のモデルのENGO 2:国内の販売店で扱われていますが、販売ページに技適の記載は見当たりませんでした。米国在住の利用者のブログには「日本では技適を通していない」という記述がありますが、このサイトでは事実を確認できていません
総務省には、技適のない機器を届け出たうえで最長180日使える「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」があります。ただし、対象は実験・試験・調査などの目的に限られます。日々のランニングでの使用がこれにあたるかは、総務省の案内で確認してください。
主な仕様
| 項目 | ENGO 3 |
|---|---|
| 重さ | 38.5g(チタンモデルは28g) |
| 電池 | 24時間(公式の商品ページ)。海外のレビューでは20時間と紹介されています |
| 表示 | カラー表示。周りの明るさに合わせて自動で調整 |
| 表示できる数値 | ペース、心拍数、パワー、ピッチなど40種類以上。1画面に最大6つ |
| 防水 | IP55(汗や水しぶきに耐える) |
| 操作 | つる(耳にかける部分)を2回たたいて操作する |
| 保証 | 2年。30日間の返金保証 |
チタンモデル(689.95ドル)は世界500台の限定です。前のモデルのENGO 2(36g、電池12時間、単色表示)から、重さはやや増え、電池の持ちと表示が改善されています。
時計ごとの対応の違い
- Garmin:対応機種が最も多く、心拍ゾーンの色分けや、時計で組んだ練習メニュー(インターバルなど)の表示も使えます
- Apple Watch:Series 4以降(watchOS 10.1以降)で、専用アプリを通して使います。カラー表示は心拍数のみで、パワーなど一部の項目は表示できません
- Suunto:Suunto 5・9・Race・Vertical・Oceanに対応しています
- COROS・Polar:対応していません
時計を持っていない、またはCOROSの時計を使っている場合は、ENGO 3だけを買っても数値を表示できません。時計ごとの特徴はVO2maxが測れるGPSウォッチの比較にまとめています。
海外レビューの評価
- 見え方:英国のTechRadarは、数字が「3mほど前に浮かんでいるように見える」と説明しています
- 機能の絞り込み:カメラ、音楽、通知の機能はなく、運動中の数値表示に絞られています。気が散らない点を評価するレビューがあります
- 進化した点:英国のthe5krunnerは、カラー表示とGarminの練習メニューへの対応を、ENGO 2からの主な変更点として挙げています
- 使い勝手:ENGO 2を使う利用者のブログでは、手首を見なくてよいため、ペースを確かめるたびに走りが乱れることがないと書かれています
日本で選ぶなら
2026年10月時点で、日本で正規に買えるランニング向けのスマートグラスは、レンズへの表示がないOakley Meta Vanguardなどに限られます。表示の有無を含めた機種の違いは、ランニング用スマートグラスとは?にまとめています。ENGO 3の国内での取り扱いや技適の状況が分かった時点で、この記事を更新します。
国内で買えるOakley Meta Vanguardとの違いは、ランニング用スマートグラスとは?で比べています。
出典
- engo eyewear 公式「engo3」商品ページ(仕様・価格・対応機種、2026年10月確認)
- TechRadar「Sorry, Meta — the engo3 sports glasses have beaten you to a Garmin-powered heads-up display」(2026年3月)
- the5krunner「New Engo 3 HUD Adds Colour Display and Garmin Workout Support」(2026年3月)
- moja「サイクリング・ランニングに最適 engo2アイウェア」(note、2024年5月)
- 総務省 電波利用ポータル「技適マークの表示の方法」
- INTERNET Watch「総務省、技適未取得機器を180日テストできる申請受付を開始」
この記事は、運営者が実際に使用したものではなく、公式情報と海外のレビューをもとにまとめています。


